- August 8, 2013
TACT/FEST2013 拡張演劇 招聘作品 冨士山アネット[my empire]終了。
色々考えさせられる事の多い作品になった。
子供の集中力と自分の集中力、何を良しとして何を駄目とするか。
そもそも自分の作品を観て貰ったプロデューサーから児童演劇向けの作品をやらないか、と言われた。
そしてその際には、いつもと同じで良いよ、とも言われた。
と言う事で特に強烈な意識をする事無く初めは作っていた。
とはいえ本番間際の稽古総見等で周りの作品を見ながら、自分もなにかと子供に向けての意識は残っていた様な気もするけれども。
その後残って観た飴屋さんの作品もそうだけれども、どう魂が入っているかが重要じゃないかな、とは思う。
そりゃなんでも魂が入っていなくては駄目なのだけれども。
観客に対してどう向合えるのか。
参加したシンポジウムでは、何を焦点に作品を作っているのかを考えた。
少なくとも僕らは大阪の街起こしの為に作品を作った訳では無いし、TACT/FEST広島だって、鳥取だって行った筈だ。
勿論作品のフォーカスが子供だけに向いている訳ではないので、沢山観て貰える機会があるに越した事は無いのだけれども。
TACT/FESTが大阪に根ざしたフェスティバルで有る事は大いに素晴らしい事だし、
子供に向けてというベクトルは必要だけれど、
1人で出来る事でないので、
兎に角作品を作る事でしか参加して頂いた方にも観に来てくれた方にも、
皆に返す事は出来ないのだな。
今回で少し軽くなれそうな気がする。
少しふっと軽い状態で、夏の2作品を作ろう。
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