- July 1, 2013
4/19-21 Varanashi to Delhi/India Day8-10
朝、少し寝坊しつつも日の出を見にぷらぷらとガンガーの川辺へ行く。
最早大部陽は上がっていて、観光地なのでまぁ人も沢山居たのだけれど、それでものんびりと川辺に居る人達と一緒にぼぅっと陽を見るのも良いもので。
ふらふらと歩いて、何やら声を掛けて来た手漕ぎボートの誘いに、
乗るつもりは無かったものの50ルピーという激安価格に思わず乗ってみる事に。
ボートの運転手はチョデマジと言った。
寄って来る若者。
何故か撮ってやるから漕いでみろと言われチョデマジに激写される。
ガンガーの向こう岸は砂丘の様になっていて、ある程度川を漕いで貰った後に向こう岸に渡って下ろして貰う。
向こう岸には野犬が死んだ牛をついばんでいたり、川には死骸が流れ着いていたりもする。
とはいえガンガーでは川辺で葬式が行われ、人間を火葬している風景が誰でも覗けてしまう環境に有るので、
思っているよりも当り前の風景と言うか、自然だ。
その後チョデマジのボートから降りてお金を払う段階になると、お釣り無いよ、チップにしてくれよ、向こう岸迄いったんだからさ、みたいな事を言って来る。
事前にお釣りが出るのを判っていたので、「お釣り無いと言ったら払わないよ、良いね。」と念を押してから乗ったので、それを告げると渋々払ってくれた。
それでもグズるので、チャイだけ奢る。
その後延々と火葬の現場をぼんやり見る。
人が燃えて行く様でも、皆でぼんやり見ているとカラッとしていて、葬式と言っても湿っぽくない。
人は2時間超で灰になる。
スタッフが竹竿でぐいぐいと身体を押し込み、その作業で臑が折れて、その折れた足を押し込んで全身を燃やして行く。
最後はスタッフと一緒に、息子と孫が竹竿でぐるりと死体の周りを囲み、まるで剣道の如く頭蓋骨に面を打込み、頭蓋骨を割る。
終ると直ぐに次の遺体。
場所を変えて2人程の遺体をみて、
その坊さんのふるまい(終ったら使っていた棒を力強く川に投げ棄てたり、後ろ向きで遺体の灰に、水をかけた壷を後ろ向きで投捨て割ったり)や、
周りの人々のふるまい、燃えた灰に群がる野犬を見ながら過ごす。
これは大分印象深かったので、何処かで形にしよう。
これだけでもバラナシに来た甲斐があった。
バラナシでもジャンタルマンタルを見たりしながらその後チェックアウトし、いそいそと電車に乗りデリーに夜行で再び戻る。
デリーに戻ったその後は実は最終日だと言うのに身体を壊す。
どうやら疲労した身体に濾過したと言う水に当った様で。
嘔吐と下痢を繰返す。
ほうほうの体で買いに行ったスプライトも、あんまり良くないから水を飲みなさい、と言われてまたその濾過された水を飲む、という負のスパイラルの様になったのだけれど、
最終的には病院へ。
日曜日なので中々病院がやっておらず瀕死の僕を抱えてサヴィータの旦那のビピンが色々探しに一緒に回ってくれる。
結局色々巡るも、最終的に辿り着いた病院で血液を採られ、頂いた薬を飲んで休むとあれよあれよと治って行き、最終的には医者にフライトキャンセルしろと言われたもののギリギリ乗れる迄には治った。
現地の薬の力よ恐るべし。
リキシャを乗継ぎ、保険無しで診察も薬も含め総額で2000円も行かないという物価も有難い。
ともあれインドは色々過酷な旅だったけれども、一回で全て判る気になるなんて無理だ。
只色々拡張させられたのも事実。
関わってくれた皆に感謝をしきり。
この最終日付近だけでも物凄い追込まれたのだけれども、その後立寄った上海でも復調し切らずにまともに食事も取れなかったけれどもそれも時効。
何故ならもう7月だよ。
帰国したのは4月23日。
もう時効になる前に帰国宣言とさせて頂きます。
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