- May 10, 2013
4/18 Varanashi/India Day7
無事にバラナシに着く。
相変わらず何処に行っても変わらず暑い。
毎日大体最高気温は38℃だ。
まずは作戦を立てる為にもWi-Fiを拾おう。
と、駅から近くにそれなりのホテルが有ったので、レストランに行ってWi-Fiを使う。
何だ、これなら全然快適に過ごせるな。
空調も効いてるし。
落着いた後に翌日のチケットを取ろうと駅に戻り、外国人窓口で買う。
お釣りが無いと言われ崩して来いと言われ(日常茶飯事)るも、丁度次に並んでいた方が日本人という事も有り、両替して貰えた。
面と向かって日本人と話すのは久振りだった。
彼はこれから出る所、と言う事だったが、少し話して、泊まっていた良かったと言うゲストハウスを教えて貰う。
こういう時の情報はなるべく信じてみたい。
取敢えずチケットも予約出来たのでガンガー傍に有る宿の方面に向かう事にする。
これまた歩きで。
大抵の人にリキシャに乗れと言われるけれど、どうにも歩く癖が有る。
そして川辺が見えて来ると、ははぁ、リシケシとは違う風景だ。
観光地である事には変わらないのだけれど、もう少しガヤガヤしている。
軽井沢と上野、を混ぜた様な感じだろうか。
アメ横のおっさんも浴びに来ると言うか。
此処は川沿いにガートと言って寺院がやたら建並び、一部では川沿いで火葬も行っている。
で、兎に角川の前に有る段差がキツい。
川の向こう側は大抵急な石段で、其処の入組んだ所にホテルが山程有る。
ホテルを見て回るのにも一苦労だ。
先程の彼に教えて貰ったクミコゲストハウスと言う場所も聴いて行くだけ行ってみる。
椅子に座っている仙人と横たわった婆さんが居る。
部屋をまず見てよ、と言われ見てみるも、どうにもイマイチ。
またにする。と伝えると仙人がこの人日本語いけるから。と言う。
どうやら彼女がクミコさんらしい。
彼女は横たわったまま億劫に話す。
凄いな、日本人でも此処迄インドナイズされるものか。
客商売とか日本人の概念を変えられる。
むしろ仙人もクミコが操っているのではないか、それ位の雰囲気だった。
粗方回ってやはり最初に日本人が言っていたゲストハウスが一番条件が良かった。
取敢えず少し疲れてガンガーの前の石段に座っていると、話し掛けて来る少年が居た。
少年と言っても年齢不詳。学生だそうだ。
話し掛けて来る人物は山程居たのだろうけど、何となく彼は許せたのだ。
彼の名はハッピー。
嘘みたいな名前だけれど本人がハッピーと言うのだからそれは仕方無い。
日本で言えば福君、みたいな所だろうか。
で、そんなハッピーはなにやら周りの客引と同じくホテルで働いているんだと言っていたが妙な強制もしないので長谷川の厳重警戒は少し解かれた。
ハッピーは日本語も少し話せた。
取敢えず色々このガートの事等を説明してくれて、今からリシケシでも見られたアーティと言う祈りの儀が有るので一緒に見ようと言われる。
取敢えずホテルでシャワーを浴びて来るから待ってくれ、と言い条件の良かったPEACE GUEST HOUSEへ。
今迄は独り部屋だったが、最後位インド旅らしくドミトリーにも泊まってみよう、と思ったら100Rsそこそこ。200円位か。
4人部屋は中国人以外皆日本人だったけれど。
シャワーを浴びて戻って来ると大分遅い時間になりアーティも始まっていた。
船上からも覗く人だかりは凄く、これは毎日行われている。
最終的にはコール&レスポンス。
ハッピーに悪い事したなと思い探していると後ろから声が聴こえハッピーが来てくれた。
どうやら客引きと勘違いして知らずに自分が無視していた様だ。
ハッピーは良席に案内してくれて座り、これがシヴァの為に祈ってくれていて。。等、色々説明してくれた。
手前がハッピー。
どうやら彼はホテルとは別に叔父の経営しているシルク(バラナシはバラナシシルクが有名)の店も手伝っているらしい。
で、アーティが終ると彼の叔父の店へ連れてってくれた。
ま、勿論買うのを奨められたけれど、其処はやんわりと断る。
ハッピーには申訳ないけれども。
で、出た所でハッピーと別れ、マーケットをぷらぷらと歩くと今度はなにやら死ぬ程流暢な日本語で話し掛けられる。
その傍には日本人女性。
どうやら彼女は此処に割と滞在していて、流暢な日本語を話す彼と友達になっていて世間話していた様だ。
取敢えずまずは羽賀研二の店だ、と突拍子も無い事を言われるが、実際に奥に有る店のオーナーはドラマにもなった「深夜特急」のインドの場面で少年役として出ていたらしい。
あれよと言う間に奥で写真を見せて貰う。
見せて貰っている彼はジャイ。オーナーではない。
(オーナーはオレンジ色の服装の方。ムケさん。)
彼は静岡に居たらしく、日本のギャグとか死ぬ程詳しい。
「今でしょ。」とか言っていた。
バンバン関西弁等まくしたてて来る。
別に買わなくても良いから、と良いながら進めて来るも、彼もまた嫌な気分はしない。
次々と色々な友人が集まる溜まり場。
こういうインド人の友達めいた人とかに会う機会が旅に出てから無かったのでこれもまた楽しい。
あれやこれや話す。
その後フラフラと街を散策し、夜はガンガーの川辺でボーッとする。
サッと店のスタッフかなんかが荷物を拡げたかと思うと先程アーティをやっていてゴミが散らばったその場を簡単に払い、直ぐにシーツを敷いて寝てしまった。
確かにこれなら宿が要らない程屋外も気持ち良い。
横になってぼんやりしてても、色々声を掛けて来られるのがインドだけれど。
ゲストハウスに帰ってロビーに居ると、ドミトリーから出て来た日本人がぬぅっと出て来て話をする。
彼はどうやら旅をしていたのだが此処で体調を崩し寝込んでいる様だ。
話をするもなんだかぼんやりしているので会話のテンポも遅い。
まだまだ自分が大きく体調を崩していない事に感謝すべきだなあと思い、日の出に備えて眠るとする。
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