- April 30, 2013
4/17 Jaipur/India Day6 ①
ホテル滞在24時間でチェックアウトと言っても碌に記録も無い雑な感じで、雑にチェックアウト。
自分の情報を打込んであるレシートには入った時にはIndianで、出る時にはChineseと書いてあった。
何の為のパスポート提示だ。
取敢えずホテルを出て、まずは次の都市へ行く為のチケットを下見に。
電車を少し見て聴くも今日はもう一杯だと言われたので、バスターミナルへ。
の前に、結局大きい金額を崩すのが嫌だった為にATMでお金を下ろす。
キャッシュカードでも最近は下ろせる。手数料大分取られるけれども。
其処でバス乗場でバラナシに行きたいんだけど、と聴く度にあちらの受付に行け、とたらい回し。
いつまでも目的地へ行く受付が見付からない。
もうカフカの小説の様に延々と。
漸く見付けた挙句、直接バラナシに行くバスは無いという結果。
取敢えずバスは諦め、再び戻ってみる。
途中でライムをかけたピラフの様な屋台飯を食べるけれど、これが一番さっぱりとしていて美味しかったかもしれない。
WL(ウェイティングリスト)は何番目だと聴き、百何十番目だと言われる。
ほぼ諦めつつも乗れなければキャンセルは出来るので取敢えず夕方の便を予約してオートリキシャでピンクシティへ。
どのリキシャも色々デコラティヴなのだが、運転手の趣味が反映されているとは思えない事が多々。
一体どうなっているのだろう。
そしてまずは念願のジャンタルマンタル。
これは天文台です。
大仰なこの装置は今でも実際に使える。
何でしょう、ロマンが広がっています。ロマンしか無い。
一寸此処に関しては資料がてら写真を撮り過ぎた。
本当に殆ど土産物らしいものを買っていない中、此処のガイドブックだけは買おうか本気で悩んだ。
土産と言うか調べたい事だらけ。
結局雑なガイドブックだったのでやめたけれど。
大分胸一杯になった後、通しチケットで行ける雑多な物を集めた博物館に行ったけれどもどうにもピンと来ない。
ジャンタルマンタルのあの一本気な所には叶わず、さささと見流す。
多分「歴史」より「用途」、に興味が有るんだな。
「用途」、が「歴史」に関わる事だと合わせてその「歴史」にもフォーカスが向くのだけれど、
なにか「歴史」だけを並べられてもその膨大さにフォーカスがあたる事が少ない。
だから博物館の類は余り得意で無いんだろうな。
ジャンタルマンタルの「歴史」には興味有るけれど。
そして漸く見付けたインド麦酒「キングフィッシャー」と本家「Lassiwara」を堪能。
や、大人の男達が甘いラッシーに群がると言う画だけでも可愛らしすぎる。
皆待切れなく群がるその様はまるで競り。
そして鉄道へ。
さて。聴いてみるとWLの数字は大分繰り上がった物の、40数番。
とても空きそうにない数字だ。
それでもこれはどうだと車内に居る人に色々聴いて行くと、一人の人がえーっとね、これはね、と何か良策を出すのではないかと脈が有りそうな感じ。
お、と思った矢先、まさかの電車が動き出す。
車内の人は僕のチケットを握ったままだ。私はホームを小走り。
このままだとキャンセルも出来ない。
どうする、と思って、「どうなの?どうなの?」と聴くと「取敢えず乗れ乗れ!」というから勢いで乗ってしまう。
だが彼は良く見た後に首を振る。
「やっぱりこれは無理だわ」
は?あの。
ホームは遠ざかって行く。脳裏には座れない、という旅初めの状況が直ぐに浮かんだ。
一寸3つ先の駅迄、とかって話ではない。
今回は一番遠い距離の移動だ。
12時間。
ゾッとする。
しかしながら賽は投げられた。
勝手に。
何の気無しに。
後半へ。
次回 地獄烈車、再来か
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