- April 21, 2013
4/13 Delhi/India Day3
翌日はサヴィータと漸く地元のアクシャルダムの寺院へ。初観光。
まぁ、なんでアクシャルダムかと言えば、近いから、有ったから、という消極的な理由になってしまうのだけれども。
駅前でサイクルリキシャ(三輪自転車)を拾い、初リキシャ体験。
前を必死で運ちゃんが漕ぐ。
サヴィータが止めた割に、実はリキシャがぐるっと道路の関係で回ったくらいで実際は駅の直ぐ裏だった。
「え、なんで乗ったの?」と聴くと「地元だけど初めて来たの」とのサヴィータ。
中は、まぁ所謂寺院。所謂観光地で或る。
サヴィータは信仰とかにそんなに詳しくなく、古い建物とかあんまり好きじゃないのよね、と言い放つ。
飾られている神々も、「えっと、あれとあれが夫婦で、こっちは夫婦じゃないかな、あれは何とかって名前。かな。」位のざっくりした認識。
こんなインド人も居るんだなあと一寸嬉しくなる。
確かに細かい寺院の違い等に興味が湧かなかったりする気持は判る。
テンションが然程高くない2人のアクシャルダム初観光は淡々と終った。
暑い中帰って来てサヴィータはややぐったり。
昨日約束したサジーダの家にも「行きたい?」と聴いて来る位で、
ビピンが「や、そりゃ用意して貰ってるから行かなきゃ駄目だろう」と諭す。
その後私はそのまま旅に出る予定だったのでパッキングをしてサヴィータと一緒にサジーダの駅、LAXMI NAGAR駅へと向かう。
LAXMI NAGARは何だか店がひしめき合っている所で大きなマーケットになっている。
途中でサジーダの旦那のジョイが迎えに来る。
昨日居た良い俳優だなと思った内の一人だった。
サジーダはまだ帰って来てないとの事。
結局家で先に食事を始める。
食事をして色々話していると漸く夕方に帰って来たサジーダ。
皆で学校の課外授業で遠くに行った時の写真を見ると、ラタン・ティヤムが一緒に写っていた。
うーん有難いラタン。
その後皆が[JAPANESE WIFE]は知ってるか?
と聴いて来る。
どうやらこちらでヒットした映画らしい。
まるで知らない。というと見せてくれるが、やはり出演している日本人も誰も知らない。
JAPANESE WIFEがこちらの方と国際結婚して、だけれども旦那が先に死んでしまい、こちら迄JAPANESE WIFEがやって来る、とかそんな話。
済まないJAPANESE WIFEよ、貴方がそんな苦労をしてるとも知らずにインドに来てしまった。
そんなダラダラ過ごすインド時間。
サリーを物色するサヴィータと、ジョイ・サジーダ夫妻。
そうこうしている内にサヴィータが友達が家に来るからと帰る事になるので家を出て近所でサンダルを散策。
サヴィータは途中で抜け、見送った後ジョイと再び散策。
色々探す物の巧く合うのが無く、結果60ルピー(120円弱)で道端で若い子が売っていたシンプルな奴にする。
(結果これが一番良かった)
帰ってサジーダの用意してくれた夕食を食べ、ジョイの交渉でニューデリー迄オートリキシャ初体験。
ガンガン飛ばすが、周りにはまぁ同じ様な無茶な車が沢山居るので気にならない。
無茶な方
オートリキシャは30分近く乗って80ルピー(160円弱)。
ニューデリー駅に着くと切符売場は長蛇の列。
(どうやら2階にはもっと空いている外国人専用窓口が有ったらしいのだけれど露知らず)
買うのにも20-30分位並ぶ。
妙に皆べったりと隙間を空けずに並んでいる。
もう嘘だろと言う位。
こんなくっつき方皆どれだけベストフレンドなんだ。
フィンガー5か。
後で直ぐに判るのだが、兎に角並ぶのに待っていられない輩がどんどん諦めずに割り込んで来ては排除される為だった。
こうでもしないと割込まれるのだ。
漸くカウンターに行くともうスリーパー(寝台車)は無いとの事。
3等なら有るよ、と言われて仕方無く買ったのが運の尽きだった。
まるで座れない。
溢れるにも程が有る。
鉄道会社、定員は知ってるのかと言わんばかりの混み様。
や、混んでいるって言うのかな。雰囲気は混んでいる、というか猛烈になっている、という感じ。
上記の様な場所にすら座れず、トイレ前の通路に立つしかない。
其処から更にがんがん人が入って来る。
もう立ってるのもやっとだ。座ってたら埋もれる。皆はそこかしこでガナっている。
電車が発車してからもその状況は変わらず、延々と続く。
列車、いや烈車は確か乗車時間8時間近く有った筈だ。
それがこの朝迄続くのか。途中で変わるのか、判らないままもみくちゃになっていく。
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