- April 19, 2013
4/12 Delhi/India Day2
朝起きると衣服を脱がされている事も無くフィロースとの夜は終った。
部屋を出ようとすると「何処行くの?」て子猫系フィロースが言うから、
「大丈夫だよ、ちょっと隣の部屋で仕事して来る」なんて言ってリビングでPC。
で、そろそろ時間出し出ようかと思ってそろそろ行くわ、と顔を出すと、
「待って、あと5分で用意出来るから」と再び子猫系フィロース。
可愛い奴め。
一緒に出るとフィロースの友達が入口迄迎えに来ていて、何故かフィロースに水と謎のエナジードリンクを馳走になる。
右がフィロース、左が友達。
謎のエナジードリンクTZINGA。学生の時にジンガーと言うあだ名の奴が居たがきっと関係無いだろう。
そして帰りは何かあったら連絡して、NSDに居るから、と電話番号を教えて去って行くフィロース。
大したジェントル子猫で或る。
2人と別れた後に国立近代美術館に行きたかったのだが、
フィロースの友人曰く3時間くらい観るのに掛かるのではないかとの事だったので、
昨日サヴィータの友人から14時にNSDでエクササイズを見学させて貰うとしていたので断念。
Janpath(ジャンパット)通りからコーンノートプレイスという街の中心地近く迄歩いて、Wi-Fiを拾えるビアハウスが有ったので其処でPC。
インドの麦酒キングフィッシャーが無いとの事で海外麦酒しか置いてない上に、インドでは20%の酒税が掛かるので割に高く付く。
その後駅からメトロに乗りNSDの有るmandi house駅へ。
14時から30分位遅れてしまったのでエクササイズはもう終ってしまってるのかな?と思いきや今休憩中なの、先生が忙しくて遅れてて。
とサヴィータの友人サジーダ(ややこしい)が言う。
一寸待っててね、と言ったきり延々と始まらない。
始まったのは17時頃だった。
先生も先生だが待っている生徒達も凄い。
エクササイズと言ってもグループ発表でそれを先生が講評していく、
といった形なので生徒達は時間有れば有っただけブラッシュアップ出来て良いのかもしれないけれど。
後でサヴィータに聴いて知ったのだけれど、どうやらこれはインディアン達の昔の逸話(迫害とかそんなものか)がベースとして有るらしく、
何も知らない私には何をしているのかさっぱり判らなくシュールに映った。
俳優が寝ているだけで何もせず、観客がその周りを歩き回ってみるインスタレーションの様な物や、
野外でずっとレンガを築いて行き、その後ろでは泥を塗られた人々が首迄土に埋まって目を瞑っているだけ、等。
評価軸が全く判らなかったので不思議な気分で眺めていた。
俳優的には、土に生埋にされてじっとしていて、その後レンガが積み上がって行って見えなくなるだけでも何か得られるのだろうか等、色々考えていた。
仕舞いには19時になり昨日の芝居が校舎の向こうから開演して来る声迄聴こえてきた。
最後の野外のパフォーマンスは本当にずっと煉瓦を積んでいた。
時間経過と共に煉瓦が積み上がって行くのが判る。後ろの土に有る小さな黒い塊は泥を塗って埋まっている人の首だ。
これが
こうなって
黙々と
積上がって行く
終了後救出される様はまさに発掘
その後サジーダと話すと明日ウチにサヴィータとランチを食べにいらっしゃいよ、と言われる。
少なくとも観ておきたい場所も有るのだけれど、こういう予定が入っちゃあ行かない訳にはいかない。
というか基本こういう流動的な予定を楽しみに来たのだ。
感謝を伝えてNSDを去る。
その後、CHAWRI BAZAR駅へ。
降り立った時間はもう19時を過ぎていたのだが、駅前も圧倒的に暗い。
そして駅前は鉄等の工業製品や部品を売っている地域らしく、熱気を含んだ鉄と埃にまみれた薄暗い通りは余りにもアウェイな空気を漂わせていた。
其処でなんとは無しにふらふらと歩き続ける。
此処で山羊を見掛けたのが初めてだったかもしれない。
最初に見掛けた山羊は犬かと思ったら違ったので、その姿に何か何処かの惑星に居る見た事の無い生物かと思う。
そんな中漸く一軒の店で食事をする事に。
適当に座ったら適当にチキンカレーが出て来た。35ルピー程度だったか。
それを平らげ、他の駅から帰るかと少し歩いてみるも一向に見当たらない。
結局聴いても案内されるのは最初に来た駅で、結局再びコーンノートプレイス迄歩きウロウロと帰る。
後で聴くとどうやら22時過ぎると酔払いやらなにやら物騒なので歩くのは気を付けた方が良いと言われる。
確かにオートリキシャ(三輪バイク)の運ちゃんからもデンジャーと言われたな。
余りにも乗ってけと五月蝿いから碌に話を聴かなかったけれども。
で、今日も結局碌に観光らしい事はしていない。
まぁ観光自体は苦手だし、誰か現地の人と会って話したりする方が楽しいので良しとする。
まぁ大分歩き倒した一日。
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