- April 17, 2010
朝からホテルを出てフランクフルトへ向う。
ベルリンのメインの駅から(どこもそうだけれどセントラルステーションはHauptbahnhof(ホフトバーンホフ)というらしい。中央駅。)
電車移動だったので3−4時間掛かるのだが、まぁ[世界の車窓から]みたいな感じでのんびり。
朝駅で買ったバーガーキングでは、アップルフライという商品。
なにやらフレンチフライの林檎版みたいのが有って、気になって頼んでみると冷たい袋が出て来た。
え、冷たいの!?と思い覗くと、中はフレンチフライ状に切られた林檎が数本。
食べてみると何の事は無い、只の生の林檎で、全く揚げていない。
凄いな、これを販売するか。というか需要有るのか?
まぁ、食べたけど、普通に。
電車で途中乗換をしつつも4時間程、フランクフルトに着いた、
と思い其処で友人の紹介で会う予定の劇場でヘアメイクをやっている人と連絡を取り、
インフォメーションの前で待つが待てど暮らせど来ない。
ハテ事件に巻き込まれたか、それともちょっとの遅れは気にするなまぁ気楽にやろうや、
という海外ナイズされたスタンスなのか、いや、此処は時間を守る国独逸だろう、それはないな、
とかあらゆるシミュレーションをするも来ないものだから、電話をする。
その内お互いの場所の認識が段々とずれて来る。
ん?前にマック?あれ、それ小さい駅?
で、終いに私が指定され、今居ると思っていた場所がFrunkfurt(Main)Hauphtbahnhof(中央駅)ではなく、
Frunkfurt(Main)Sud-bahnhof(南駅)に着いていた事が判明。
なんて事だ。それは会える訳が無い。
フランクフルト、メインの駅でこのサイズか、楽勝だ、と思っていた私が馬鹿だった。
漸く南駅で彼女と会えたのは駅に着いて2時間近く経ってからの事だった。
なにやら中央駅と違い、南駅から彼女の家は徒歩5分もしない場所だ。
大変申訳無い事をした。
そんなものだから、予定がどんどんとずれ込んだ。
彼女は元はフリーランスだったが、今度からフランクフルトから少し離れた場所での劇場勤務になるそうで、
其処は劇場のメイクが少ない人数なので色々出来て良い、と言った。
3人だ、という。え、前の劇場は?と聴くと、17人、だという。
あんぐりだ。
主にオペラ等が多いというが、劇場がヘアメイクさんを常時20人弱抱えて居る事になる。
嗚呼、また劇場の力を痛感、で有る。
彼女の家にスーツケースを置かせて貰い、その後急いで劇場へ。
mousonという劇場。
プログラムを見てみるとどうやら室伏鴻さんなんかが来てたみたいだ。
という事は岩渕貞太もツアーで来てたという事かな。
劇場は2階席も有り、吉祥寺シアターを少し小さくギュッとした空間で観易い。
今日の演目は、[ZITA SWOON & ROSAS]
噂に聞くとZITA SWOONというのはベルギーで屈指のバンドらしく、
それとローザスのダンサーと振付の競作だと言う。
まぁ基本はローザスのダンサーは一人しか出ていなかったし、
バンドの演奏がメインなので其処迄ローザスを観たよとは言えない公演だ。
むしろローザスのダンサー迄たまに唄って楽器迄弾いたりするし、比較的ダンスもローザスのイメージからすると緩かったりする。
ちょっとうっかりヴォーカルやらコーラス隊が良い動きしている時が有る。
何処迄降り付けられてるんだろう、とか、ローザスが非ダンサーに降り点けるとこんなに簡単な振付になるのか?とか思いながら観ていた。
演奏も楽器も色々使っていて面白かった。
28€、で割引も無し(こっちは学生だったりアーティストと言ったりすると割引が受けられたりもする)。
ベルリンで10€前後で舞台を観ていたので偉く高いなと思ったが、まぁライヴに来たと思えばそんなものか、と思った。
本来会う予定だったトニー・リッツィも今日具合が悪いので、と会えず終いで、
フランクフルトから少し離れた、知人ダンサーが住んでいるヴィースバーデンへ向う。
しかしこっちでは電車の掲示が何時に電車が来る、では無くて残り何分で来る、と書く。
判り易いので良いのだが、夜に電車に乗ったら残り何分、と並んでいる中で、残り293分、とか300分、とか書いてある。
阿呆か。
300分以降は、流石に5時と書いて有るが、何だかもう少し柔軟に考えてみれば良いのに、と思う。
結局駅に着いたのが深夜1時過ぎで、更に中々辿り着けず結果タクシーを使ってしまった。
良かった事はフランクフルトで風邪薬を貰った事でその後復調した位か。
心配して連絡を数人から頂いたけど、もう大丈夫だ。
それ以外は、もう、フランクフルトへ来てから負け戦ばかりだ。
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