- April 10, 2010
本日はチケットを逃すまいと昼からSchaubuhne、DEUTSCHE OPER BERLIN、HAUを周り来週一杯のチケットを購入。
あんまり先迄買うと気持が変わった時に変更が利かないから一応それ以降はまた買うとして。
まぁ大体予定は決まってはいるのだが。
それにしても舞台ばかり観ている。
勿論勉強に来たのだから良いのだけれど、博物館とか、美術館の類に一切行っていない。
買物も殆どはスーパーマーケットへ行く位だ。
それでも今日はダニエル・リベスキンド設計のユダヤ博物館に行く。
時間もなかったので入っては居ない。
此処は個人的に反省というか凄く思い出が有るのだけれど、
博物館もそうだが、
其処へ行く迄の道筋の風景や壁のペイント等、思ったより自分が覚えていた事に驚く。
先日も書いたけれど、かなりドイツの景色の細部迄覚えている。
きっと印象が強かったのだろう。
博物館を通り、帰りに歩いているとなにやらオバチャンに声を掛けられる。
どうやら荷物を持って欲しいらしい。
何だろう、余りにも急で面食らったが、何か面白いという俗な自分が気付けばオバチャンを手伝っていた。
そしてカートを持たされたのだが、缶詰やら飲物やらが入っているそのカートはちょっと信じられない位重い。
すぐに後悔したどころか、
オバチャン、此処迄どうやって来たんだよ、とか、
ちょっと考えて買物しろよ、大家族か?
と若干苛々もするも、オバチャンはひたすら進む。
少し経つと私が行きたい道とは違う方に行くので、
「私はmitteの方に行きたいのだけど」という旨を伝えると、
「判った、じゃあもういいよ」的な事をオバチャンは言った。言ったと思う。
物凄い重い思いをした上に余りにもオバチャンは素っ気無い。
ちょっとオバチャン独りじゃこれ流石にヤバかろうという思いも有ったので、
「これ何処迄行くの?」と聴く。
オバチャンはあっちだ、的な事を言うのだけれど言葉が判らない。どれ位なのだろう。
ともあれ道の先は突当りだったので、あの辺り迄だろうと重い運ぶ。
それはもう、「重い運ぶ。」と書いてしまう位である。
突当り迄行き、更に曲がり遠くになろうとした時に、オバチャンの目的のビルは有った。
ビルの入口でまだ持ってこうか?と聴くもオバチャンは「大丈夫、ダンケシェーン。」と言い、其処で私の運び屋稼業は終りを告げる。
なんだか釈然としない終り方だ。
そもそもオバチャンは始めからどうやって運ぶつもりだったのだろうか。
目に留まった時から運ぶのは既に諦めていて立ち尽していたオバチャンはどうやって最初運んでいたのだろうか。
ドッキリだったのだろうか。
で、その後DEUTSCHE OPER BERLINでプレルジョカージュの白雪姫、
ANGELIN PRELJOCAJ[SCHNEEWITTCHEN]を観る。
鏡よ鏡、世界で一番美しいのは‥?という奴だが、勿論白雪姫は可愛い。キュートだ。
だが正直鏡に聴かなくてもブロンド美女のパッと見キャメロン・ディアス似の継母役の人が断トツで美しい。
そんな白雪姫に目くじら立てなくても大丈夫ですよ。と声を掛けたくなる。
内容は判り易いのだけれど、途中途中で奇妙なコンタクトが挟んでいたりして面白い。
眠ってる姫を王子が膝裏で持ち上げるとか。
後7人の小人が壁を吊られて走って来る姿とか、空中旋回する姿はちょっと消防隊の訓練の様だった。
ともあれ欲を言えば判り易すぎる事か。
それはもうバレエだから仕方無いし自分が見慣れていないと言えばそれ迄だけど、
どうにもわざとらしい瞬間が有って、もっと噛み砕けば良いのに、と思う。
これは自分への反省も込めて。もっと振付や作品が自由であって良い。
自分も次に白鳥の湖だなんて大それた事をやるので、観て良かった。
しかし今日も姫は助かった。
毎日無事で居て欲しいものだ。
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