- April 25, 2010
雨さえ降れば、どうやら火山灰が落ちるらしい、と聴いて雨を待つ私はまるで雨乞いの巫女だ。
雨が降るらしいと言われていたのに、降る気配は見えない。
まぁ、既にキャンセルになったものだ、飛行機はどうにもなら無い。
ではどうしたものか。
陸路で有る。
因みに一件近そうに見えるが、飛行機だと一時間、電車だと7時間弱掛かるのだ。
それでも、最早私の残された道は陸路しかない。
正直、ベルリンに居る事も考えた。
観る舞台も有る。
だが此処迄用意してブリュッセルに行かないとか、明らかに後悔するだろう。
もう意地になってチケットを取る。
中央駅から再び世界の車窓からが始まった。
本を読みながらウトウトして、ふと目が覚めると、
ヴッパタール駅に着いていて、ははあ、此処がピナ・バウシュの本拠地か、
と何だか観れた事に少し得をした気分。(勿論降りては無いから素通りだが)
そしてケルン中央駅乗換。
中央駅の外観って大抵何処も似ている。
此処で乗換で買物をしている時点から、
Bonsoirと、仏語が聴こえ始める。
更に乗換え、電車で揺られる事数時間、Bruxelles-Midi(ブリュッセル南駅)に着く。
数時間電車に揺られるだけで、言語が変わるって言う感覚って凄い。
そしてトラム(路面電車)に乗って日玉浩士さん宅へ。
ローザスやニードカンパニー等様々な所で踊っているダンサーです。
食事をした後(ご飯と味噌汁が!)近くの溜り場の様なバーで、明日からツアーに出るニードカンパニーの船矢祐美子ちゃんも合流。
夜は更ける。
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