- September 10, 2011
[◯◯ eight]福岡続き。
2日目も日中は空いていたけれど、朝からアシスタントの山下キスコ氏の母校の大学へ床に敷くパンチカーペットを取りに伺う。
その後は涼しい所へ移動して作業。
今回は出演者も泊まって居るけれど、各自それぞれ思い思いに過ごす。
夜のWSでは、出したネタを使って作品制作をしていく。
しかし東京京都の他開催地より福岡は一日少ない。
そんな癖に30分作品を作ろうとしている。
因みに東京は2チームで15分前後ずつ。京都は20分。
1作品で30分なんて、そんな夢の様な話、である。
まぁ時間が長ければ良い訳では無いし、ひとつの目標なだけで中身があればそれで勿論良いのだけれど。
で、その夢の様な話を延々と実現に向けて作っている。
3日目。一日リハーサル。
進んだやら進まないやら。
此処で出来た物をベースに煮詰めて行く事になる。
煮詰まる、では無い。煮詰める。
4日目本番日。
朝から。
キスコ&制作 北村・梨田さんらに公演の準備を周りでして貰いつつも制作。
ひたすら煮詰める。
大分濃くなって行き、本番。
30分作品になった。
ちょっと自分でも驚き。
舞台は会場の真中にランウェイを敷き、観客は舞台を挟む形で観て貰う。
作品は、ひとつのシーンを繰返したりと、
3都市回って来て良い形で来年の本公演に近い形でのアイデアを出せたのではないかと思う。
トークでは市原さんと話す。
観客には枝光の小学生らも来てくれて、前のめりで観てくれたりと楽しかった。
出演者の事を碌に書いていないけれど、青痣をつくってやってくれた皆に感謝。
一緒に宿泊迄出来ると此処迄関係が濃厚にもなるものなのか。
また一緒に何かやれたら良い。
翌日は片付けをして各々解散。
京都から来てくれたWS参加者といのちのたび博物館という自然史博物館に行ったりとようやく少し時間が出来る。
この日は枝光の演劇フェスティバルの記者会見だったりもして、それを覗いてから大学に機材を返し、博多へ。
枝光は良い街だった。
劇場はまだこれから伸びる部分も有るし、
これからどう劇場として成長して行くかという事も考えなければならないだろうけど、
それでも来る人来る人に愛されて、地元に愛されているっていう事実は絶対だ。
独立した劇場で、設備が完備されている訳でもない。
それでも私みたいな者を受入れてくれるという事。
公共ホールで作品を発表する機会も増えて来たけれど、立返らなければならないものもあるんだ。
そして[◯◯ eight]を全日程終了。
最初はもうやるもんかと迄思ったものの、一番私自身が成長させて貰った。
各地元で持っているものや、決められたルール・時間での作品制作、東京を離れて作る事はそれぞれどっしりと糧になり。
これをきちんと返して行こうと思う。
まずは1月本公演をじっくりと作る。
感謝を持って。
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