- February 3, 2011
モスクワの空港でテロが有ったけれど、欧州に行く時にモスクワ経由で行く事が何回か有ったので吃驚した。
いつ遭遇していてもおかしくない。
此処はトランジットでしか私は使わないからだろうか、いつもだだ広くて、人がいない印象で、
あんな閑散とした空港で自爆テロなんて本当に必要なのかと思ってしまう。
その後、長年の憧れであると或る専門職の職場へ打合に行ったのだけれど、想像していたよりも全然家庭的な仕事場だった。
それでも作業を間近に見せて貰えて感激。
矢張り職人の仕事は違います。
これらは2月中には諸々情報解禁予定。
リハーサルは日々スタッフが来て打合をしている。
作品はまだまだ作りますけれど、思考として、
いつもとは少し違う作品の毛色になって来ているのではないだろうか。
いつもの様な刹那的?な振付(どんなだ)ともちょっと違う。
いつもが中華鍋を降る速度が勝負!の屋台飯だとしたら、
煮崩れる迄煮込む!という料亭の裏メニュー的な。
あれ人の身体ってこんな仕組だった?という感じの作品です。
お楽しみに。
予約はまだ受付けられるのでこぞってどうぞ御予約下さい。
金曜夜等はまだ余裕有る様ですので良席で観られる筈です。
こぞってどうぞ。
冨士山アネットpresents[3つのビル](国際舞台芸術ミーティングin横浜 /TPAM in Yokohama 参加)
作・演出・振付/長谷川寧
国際舞台芸術交流センター/横浜美術館 共催公演
2011/2/16(水)-20(日) at 横浜美術館レクチャーホール特設舞台
冨士山アネットが送る新作公演は、横浜美術館にあるレクチャーホールの舞台上に設置された、
限定約50席のスペシャルステージ!
今回アネットが送るのは「物質の価値」について。
3つの物語が絡み合い、1つの大きなテーマが建上がります。
会場全体を用い、観客の間近で繰広げられる冨士山アネット独自の「ダンス的演劇(テアタータンツ)」、御期待下さい。
3つのビル
-物質の価値についての3すくみの様相
建築中のビルが建並ぶ。
近隣でも群を抜いて建つ3つのビルは、
それぞれが競い合い建っている様だ。
人々はそのビルが竣工する前から、
周囲に群がってそのビルを見上げている。
鉄骨がクレーンでゆらゆらと上がって行く。
その様はまるで何かのショーの様だ。
そんな状況をぼんやりと見ている私の手にはペットボトルが有る。
そのペットボトルはこのビルの建築総工費よりずっと安い150円。
中に入っている飲料をすっかり飲干した後で、
棄てる場所を失いぼんやりと持っていた。
中身を飲干した今、このペットボトルの価値は幾らだろう。
棄てる場所を捜している位だから、ほぼ0円に近いだろう。
だがどうだろう、この流麗なフォルムは。
今や価値の無いこの美しいペットボトルに対して、元々買った金額を手渡されても、
私にはこのペットボトルを作る事が出来ないのだ。
150円を渡しても作れないペットボトルに、飲料が付いて150円。
これはとても、とても素晴らしい事ではないだろうか。
それだけで私は何だか幸せな気分になる。
この途方も無い総工費の3つのビルを前にして。
[振付・出演]
大石丈太郎 大園康司 伊藤麻希 政岡由衣子 村本すみれ(MOKK)中村蓉 長谷川寧
[日程]
2/16(金)-20(日)(17日休演)
2/16(水) 19時30分
2/17(木) 休 演 日
2/18(金)15時 19時30分
2/19(土)15時 19時★
2/20(日)13時★ 17時
★ ...終演後ポストパフォーマンストーク有
[上演時間]約60分を予定。
※受付は開演1時間前より開始。
[チケット](日時指定・全席自由)
前売2800円 当日3000円
舞台上に特設シートを設置、限定50席を販売予定。御予約はお早目に!
※ ...車椅子のお客様、足腰に負担の有るお客様は御予約の際、お知らせ下さい。
御予約はコチラより!