冨士山アネット
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丁寧な汚れ

冨士山アネット作/演出/振付の長谷川寧による公式ブログとなります。

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惨劇 on the stage

  • November 17, 2010

新作公演の募集が始まりました。
コチラよりどうぞ。
新作は比較的、奇妙な作品になると良いなと思っています。
募集も定員に達すると締切る可能性もあるので、お早目に御応募下さい。


世の中ではThe BeatlesがiTunesにやって来たと騒いでいる様だけれど、
そうか、ネット配信してなかったんだなあ、という印象でしかない。
そして私は先日、何だか慢性的に作業とかをしながらも、
夜にふと出来た時間でレイトショーが観れないだろうかとフラツキ、
[ドアーズ/まぼろしの世界]
というThe DOORSのドキュメンタリーを観る。


私を含め観客は3人。
バイト君の賃金すら賄えないんじゃないだろうかと余計な心配をしてしまう。
お蔭でゆったりと見せて貰えたけれども。

作品はドキュメンタリー映画として凄く面白いかというとそうでもないのだが。
しかしまぁ、ジム・モリスンが格好良いのはまぁ当り前の様に格好良いのだけれど、
レイ・マンザレクというドアーズのオルガン担当(オルガニスト、というらしい。なんだかオルガズムみたいな響きだ。)が、
すこぶる格好良い。
ライヴが暴動になって他のメンバーが逃出しても黙々と弾いていたらしく、
ベーシストが居ないドアーズのベースラインは彼がオルガンでまかなっていたらしい。
痺れる。


舞台では、最近暴動になった、とか聴かないものなあ。
そうそう暴動になられても大変だけれど。

ドアーズではジム・モリスンがラリってステージ上で倒れていても、黙々とメンバーは弾き続け、
余りに唄えないとレイが代わりに唄っているという状況。
転がっているジムを横に凄まじい位見て見ぬ振り。佇まいはもう職人で有る。
なんて格好良いのだろう。

それに較べて例えば舞台上で俳優が演技中に卒倒した相手にひたすら変わらずに喋り続けてるとかどうだろう。
昔自分の膝を舞台上で自分のナイフで切り裂いてしまった事が有るのだけれど、それは次第に赤く染まって行く衣裳も何も突込まれず終ったな。
薄暗かったしそういう演出だと思っていた人も居るみたいだったけれど。
7針縫う位血だらけになっても、舞台はちっとも止まらないのだから、ジムが多少卒倒しててもそういうものなのかもしれない。
舞台上ってどんな惨劇も呑込む度量が有るし、それが観客にはどうにもデフォルトに見えるのだ。
というかこちらも「あっ血が出た」とか「えっ倒れた、亡くなられた?」等といちいち心配されたくはない。
血が噴出したって、或る意味喜劇に見えていて欲しいものだ。

そういえば上映が終ってから気付いたのだけれど、ナレーションがジョニー・デップだった。
ハリウッドスターとかって、ビジュアルで認識してる事は有れ、中々声では認識出来ないもんだなあ。
多分母国語で無いからだろうけれど。
それでもジョニー、必要だったかな。

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