- April 20, 2010
こうやって書いているとまだたったの10日かと思うものの、やっぱりベルリンに戻って来てちょっとホッとしている。
ちょっとずつ電車の乗継にもなれ、劇場を含めた位置関係を把握して来てるからか。
この日、ホテルのすぐ傍に有るディスカウントショップに入って、なんとなく1€だし面白いビーチサンダルがあってつい買ったのだが、
現在ホテル内の移動に大変重宝していて、既に1€以上の元は相当取れている。
全然そんなつもりではなかったけれど。
夕方にベルリン中央駅傍に有るHamburuger Bahnhof-Museumへ。
4年前にも行ったけれど、想定以上に広くて見切れなかったのでもう一度行きたかったのだ。
しかも全然意識しないで行ったら木曜日は無料との事。有難い。
前回もそうだったが、あ、もう終るな、と思った頃にまだ他の場所が有る、と言う事に気付いて愕然とする、
という孫悟空VSお釈迦様方式にまんまと今回も引掛り、掌で踊らされ最後は慌てて回る。
凄い敷地面積だ。
ホワイトハウスか。
入った事無いけれど。
夕方に焼そばと思ってチャイナボックス、と頼んだら春巻が出て来た。
悔しくて焼そばを食べ直そうと別の所に言って、
LargeとSmallが有ったので普通がSmallだろうと思いノーマル下さい、と言ったら当り前の様にLargeが出て来てすっかり参った。
勘違いした私が悪かったよ。
そして夜はHAU2にLES BALLETS C DE LA Bを観に行く。
会場迄ロビーで待っていたら(こっちは会場がいつもギリギリだ。ロビーが待てる広さだから良いが。)、
まさかのprecog中村茜さんにばったりと会う。
最初やたら見て来る人が居るな、と思い、ふと見たら中村さん。
お互い一瞬状況を把握するのに固まっていて、PCのドライヴを読込む様な妙な時間が流れる。
そして「長谷川くんだよね?」「ハイそうです。」みたいな良く判らない本人確認が有った。
そして続く様に見本市の丸岡さんとセゾンの久野さん迄。
なんだろう、知っている人に一気に3人に会うってのは。
日本の劇場じゃないのだから。
LES BALLETS C DE LA Bは、アラン・プラテルでない振付家の作品だった。
美術も可愛らしく中には気になる面白い動きもあったのだけれど、
観た後に、で?という気持が拭えなかった。
その後に下のカフェ(WAUというそうだ)皆が来ていたのはIETMという舞台芸術の国際会議に出席する為だった様だ。
要は見本市の様なやり取りが此処でも開かれていて、終演後全く意識してなかったのだが名刺交換等する。
会いたくてコンタクトを取っていたHAUのプロデューサー・マティアスにも会えた。
最初はIETMで忙しくて会えないかもと秘書のソーニャから連絡を受けていたので良かった。
日本人要人3人に会った流れでIETMの関係かHAU3で22時と遅くから公演をするAndcompany & Co. [West in Peace]の公演を観る。
こちらは演劇で、字幕付きだったけれど偉く字幕が早くとても着いて行けない。
此処でも言葉の必要さを痛感。
こちらの終演後もまた話したけれど、英国の戯曲性と違い、ドイツやフランスの演劇は主張、何を訴えるかという点だという話。
色々考えさせられ、帰ってからも知人とskypeで色々話をし、次回作で考えていたものへのヒント、きっかけとなる。
- Newer: 比較的自由。-day11
- Older: フランクフルトよりベルリンへ-day9