- April 7, 2010
そもそも決めていたのだ。
国外へ経つと。
というのも来年以降で考えている(まぁ具体的には仕事の関係も有るのでまだまだ未定だが)、
留学の受入先の下見やら、勉強やらを兼ねて。
ずっと詰まっていた予定に追われる毎日ではどうにも良くないと思い大分前には行こうと決めていた。
多分毎日の様に夜は舞台を観ていると思う。
本当は[家族の証明∴]が終ってすぐに行きたかったのだけれど、
色々な予定の都合で駄目だったので、やっと、という感じだ。
5月頭には戻るのだが、それ迄の記録を、twitterでは書けない、140文字では届かない部分迄書いて行こうと思う。
前日の夜に野田地図WSを終え打上をしてから、朝迄パッキングやら掃除やらをして自宅を飛び出す。
空港ではバタバタと買物を済まし、ゲートへ行くと何やら既に長谷川さーん、長谷川さーん、と呼び走る姿が其処に有る。
早速呼出しを食らいながら走って搭乗。
端の席の通路よりだったったのだが、どうやら隣の席のやたら背の高いモデル然とした外国人女性は既に真中の4席のブロックに誰も居無い事を確認し、移動していた。
モスクワ迄約10時間のフライト。
4席を使って普通に横になる彼女。
モデルたるものやはり足がむくんじゃなるものかという事か。
彼女はそれはもうファーストクラスより優雅な形で横に寝ていた。
勿論彼女が行ったのだから、私も二席分は自由に使えるが、それでも4席を横目にすると狭い感じがするのが不思議だ。
私の方が男性だし場所を広く使っても、と思ったが、彼女の方が大きかったので仕様が無い。
むくんじゃいけないんだろうしもう勝手に使ってくれという感じだ。
しかし昨今の飛行機は予算削減で麦酒すら有料らしく、そうなるとなんだか途中で喉が渇いても頼み難いなぁと思いながら過ごした10時間であった。
暇潰しに備え付けのゲームをやってみるのは良いのだが、最初にやったゲームが次々と蓮の葉に落ちて来る蛙を矢印に合わせてボタンを押す事で弾き飛ばすという、
画も外国ナイズされたとても気持悪いものでして、何だかやっていて気持良くないというか。
タートルズのアメコミっぽい絵柄で蛙が降って来るのを想像して頂ければ判るだろうか。
他にもやってみたが、カメレオンが、パンダや虎、鳥等の動物の身体のパーツを合成して行くといったどう楽しんでいいのか判らないゲームもあって、
日本のゲームは優秀だなと感じ入るに行った次第。
合成が上手く行ったら与えられるのが蠅って、そんな設定残念ながら萌えないのだ。
瓶に蠅が整然と溜って行く姿は気分良いものではない。
途中でも可能なのだが、集めたらどうなるのかと思って6-8匹程溜めたら瓶の蓋が開いてカメレオンが舌を伸ばして食べていた。
私のはとても御馳走ではないので、複雑な気分だ。
その後も蛇が虫や鶏の卵をかすめ取って行くゲーム等おおよそ国内では受けないヴィジュアルのゲームをやってみたものの、まぁこんなものかと諦める。
モスクワに着いたら、ベルリン迄のフライトの乗換に5時間程待たなければ行けない。
飛行機に乗れば40分で着くというのに。
しかしモスクワ、以前より大分空港は暗くもないし綺麗な感じだ。
手荷物チェックの時にジャケットはおろか靴迄脱がせられるのには吃驚した。
これはテロの影響だろうか。
皆が次々と靴を脱ぎカーペットを歩いている姿はちょっと面白かった。
嗚呼、あとまだ4時間も有る。
と、此処迄書いてモスクワ編は無事に終わったものの、ベルリンに着いたのが23:30。
切符を買ってさぁ電車にと思ったら電車は行ってしまった後。
駅員も居ない駅だから無論切符の返金なんて物は無い。
ぽつん。
同じく周りの男女女3人も取り残された様で、
「ねぇアナタ何処行くの?良かったらシェアしてタクシー乗らない?」
と言われる。
もうどうしようもないなと思い、彼等も「くそっ」なんて言ってたのであ、これは本物だと思い便乗する事に。
いきなりのザ・海外的な展開である。
タクシーに乗って無事フォルクスビューネ近くのホテルに。
というより先に降りた彼女等はちょっと多く払って行ってくれたお蔭で、ローカルの空港なのに8€(1€=約¥130)で済んだ。
有難い話だ。
そしてお釣を考え少しだけ多く渡すもそれが帰って来ない事に気付き、あ、そうだチップの文化圏に来たんだなあ、と改めて思う。
取敢えず、ようやくついたのだ。
長谷川の最新情報は冨士山アネット公式twitterより。
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