- April 22, 2010
昼迄は寝なかったが、昼公演は眠かった。
駄目だよ。全く。
で、昼はHAU1へ。
こちらはHAU1、2、3と有る中で一番大きな劇場だ。
そして演目はリミニ・プロトコル[BLACKTIE]。
会場は舞台上を客席に用いるという[FUCK OFF,AMERICA]と同じスタイル。
親に棄てられ、独逸人に拾われ養子になった韓国人の本人が語るヒキコモゴモ。
や、ヒキコモゴモというのは良い方が悪い。
何故なら彼女は至って冷静に自分の状況を、分析しながら話して行くので、
感情移入の対象にはならない。ヒキコモゴモラナイのだ。
彼女は其処に有る事をリミニ・プロトコルとの共同作業で切取って行く。
冷静な芝居だった。
そしてその後観に来ていた丸岡さん久野さんとお茶をし、その流れでHAUの劇場スタッフと話す。
マーシャルアーツをダンスに取入れているカンパニーを探しているとの事で色々意見交換の場になっていた。
そしてその後NEW NATIONAL GALARYへ[FlyingBach]を観に行く。
こちらはREDBULL主催だが、ちょっとした商業公演の様な形で町中至る所にポスターが貼って有る。
FlyingStepsというブレイクダンスのカンパニーに、日本人で独逸で活躍している川口ゆいさんが混ざった公演。
残念ながら完売で入れず。
だが実はナショナルギャラリーは劇場ではないので、且つ素晴らしいガラス張りの建築なので、外から丸見えなのだ。
外から見ている人も多く、其処に混じって半分程観る。
バッハの曲の生ピアノ演奏に合わせて、ブレイクダンスをする。
といっても中に居ないので音はぼんやりとしか判らないが。
そして半分位観た後に移動、IETMのお蔭で22時から公演をやっていたりするのでBALLHAUS OSTへ。
[WORTH#1]を観に行く。
会場は2つ有るがこれは小さい方で横浜のZAIMみたいな、すごく小さなスペース。
男女の2人芝居だったが、ちょっと男性の芝居が苦手では有った。
兎に角こうしてなるたけ舞台を観ていようと努めては居るのだけれど、
こうして演劇やミーティングの場に出くわすと自分の英語力にがっかりする。
や、英語なんて物は最終的に何とかなるので、後は怒濤の攻めだよ。本当に。
そして夜中にはヴィースバーデンから来ているアオイちゃんと、その友人の旦那のアンジェロと、
3人でBelghainというトニー一押しのクラヴへ行く。
トニー曰く、世界で一番良いクラブだとの事。
そんな、言い過ぎだと思って調べたら、
−イギリスのクラブ系雑誌 DJ Magazine による '09年度の Club Top 100 で、1位に輝いたベルリンのクラブ「Berghain 」
との事。凄いな。何を持ってしてだろう。
それにしても入口のガードマンが、どう観ても怖ろしい顔付で、それはもう笑ってしまう位恐ろしい風貌だったもので、
楽しみに来る場所の入口で何でこんな怖い思いをしなくてはならないのだろうかと疑問に思う。
兎に角地獄の入口の様な所で、がっちりカメラは持ってないかとボディチェック迄される始末。
入口だけみると完全に収容所だ。
日本に監獄レストラン、とかエンターテイメント系の店は有るが、入った事無いけど、多分こっちの方が監獄だ。
ともあれ、噂には酷くハードな所だと書いてあったのだが、中に入ってみると思ったより普通で居易い所だった。
勿論上半身裸のハードな男達の群れが有ったり、それは日本とは違う所だけど。
完全に組み伏されたら勝てない。
私が見掛けたのはパンツの前後がすっかり布地が無く、中に履いているTバックが丸見えの男性がハードに踊っているだけだったけど、
帰り際アンジェロのすぐ後ろでは、
ジャケット1枚のみ羽織った男が、それこそお立台でブンブンと振回していたそうだ。
あ、ジャケットをじゃないよ。
それ位だ。
此処は出入り自由で12時位から始まって、3時位迄から漸く盛上がり、最終的には翌日昼迄やっていたりするそうだ。
勿論其処迄の体力も無いので、明け方切上げて戻る。至って健全に過ごしたものだ。
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