- December 4, 2009
どうもこんにちわ。
大腸癌の長谷川・インフル・寧だよ。
皆元気?私末期!
という訳で漸く最終回である。
思えばどうでも良い話を無駄に引張ったモノである。
当の作者は怒濤の日々にちょっと思い出すのも大変な物だった。
さて、色々な宣告を受けた病院で、余命幾ばくも無いかもしれない割には、
ついでとばかり最近かなり疲弊している膝を診て貰ったのだが、
少し触って貰い、特にどうという訳では無いと思うけどと言われ、ついでにレントゲンも撮った。
そしてレントゲンを観ながら、ホラ特に問題は無いでしょう?と念押しされ、再び触られる。
要は私は膝の皿が柔らかくて動いてしまう為、人より弱いのだという様な事を言われる。
もしやるとしても電気通す位かなと言われ、どうせ忙しくて来れないんでしょう?みたいな挑戦的な感じの事を言われる。
兎に角全て掌で転がす様に喋り倒すのだ。
これ、余命が幾ばくな人間だからだろうか。もう後は静かに余生を過せよという、
延命措置はもうしませんよという、そういう方針だろうか。
「膝はね、これ、まぁ要はオーバーユースだね、使い過ぎ。どうもしようがないね」といった旨の会話をされる。
そんな当事者が、「どうもしようがないんですか?」と言うと、
「そうだねえ、今は中途半端なんで、正直言えば、もっと悪くなってからおいで、って感じかなあ」
嗚呼、これはサジとかか、サジとか投げたのかい。
思えば、スンと言われた(言われてないが)病院から、サジを投げ気味だった事は否めない。
其処から更にパス。
ラグビーで、選手達が味方同士でスルスルスルゥッ!と股の間でボールを受渡して行く様な、そんなニュアンスか。
小気味良い程のサジの投げ方だ。
ウン、スン、サジ、スルゥッ!である。
意味不明だ。
ともあれ結果私が最後に渡されたのは、かかとサポーターと、少しの風邪薬だけだ。
後は、必死に諭され、脅かされ、レントゲンを撮られ、位だ。
何だか基本的には何もされていない感というのが有るのだが、それでいて結構な金額だけ取られた気だけが残る。
病院という概念が揺らぐ、そんな日だった。
余命、あと1ヶ月位になったら、もう一度行こうと思う。