- November 30, 2009
アジア舞台芸術祭終幕。
や、此処数日は色々な状況が押寄せて、書きたい事は有るのだが、
他の作品も観ながら取敢えず自分には課題を与えられる現場になった。
もっと広い身体にしたい。
あの空間に於いてはもっと伸びしろがある身体の方が似合うのだ。
今のが全て駄目という訳でなく、只あの空間でやる事で、途中に深呼吸が出来る様な時間が有っても良い筈という事。
それは、作品の中に於ける振付の細かさとか、詰まって居る感じとかを含めた上で、
其処に更に出演者自身であったり、それぞれの身体に別の時間軸を載せたり。
もう少し抜けた空間を作り出す為に、それが必要。
作品そのものの強度を、強くしなければ先が無い。
この時期にあの空間で出来た事は大きかった。
其処には感謝。
また今回久々に出ていなかったのも、結果良かったのかもしれない。
只、やっぱり出ていないで客席で観るというのはこう色々と歯痒いもので、身体が強張って仕様が無かった。
そういえば打上の席で皆がボクシングを携帯で観ていた。
携帯にTVはついていないので横から観せて貰ったのだけれど、
テーブルにはやたらごろごろと皆が携帯を広げているのが妙な光景だった。
10年前にはこういう光景は無かったのだよな。
新チャンピオンになった姿を観て、奥山さんが話して居たのだけれど、
人は余りに嬉しいと床に突っ伏すんだな、という言葉が面白かった。
そういう興奮に迄持って行けるというのは格闘技であったりスポーツであったりの強みだ。
出演者は楽屋で突っ伏していたが、それはまた別の突っ伏しで有る。
疲労とか、その類ではないもので、たまには突っ伏したいものだ。
色々考えながらも、次は東京月光魔曲。
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