- April 13, 2009
公演は終り、本日はワークショップ。
何も聴かされていなかったので、リドワン(プログラムコーディネーター)に「何人来るのか?」と聴いたら20人を越えていた。
そうか、そんなに来るのか。
急遽、アシスタントとして大石大園に参加して貰う。
リハーサルルームでのワークショップとなったが、其処はCATSもリハーサルで使う様な施設で、片面は港が一望出来るガラス張りの施設で、もう片面は鏡張りというちょっと信じられない様な広さとロケーションを持つ部屋だ。
ワークショップは学生向けのものの様だが、まぁ明らかに私より年上の人間等、多種多様な人種だった。
話を聴くと彼らは殆どが学校で俳優の為の勉強をしているようだ。
[Romeo.]を観たのは半分以下で、観てない人はYouTubeで観たとか、何にも観てないけどフィジカルシアターに興味があるとか言っていた。
兎に角YouTubeで観たとか言っているのを聴いて始めてYouTubeに感謝した。
凄いなYouTube。
そしてワークショップをやってみたが、まぁリアクションが良くて面白い。
日本でやるより盛上がっている。
少し日本での公演の映像の一部をみせてから始めたが、知らない人には何で急にレスリングみたいな事するのか判らないし、それが面白かったんだろう。
きちんと段取りを踏んでやっていたら、予定の2時間はあっという間で、2時間30分位かかった。彼らは真面目で、演技の訓練等碌に受けていない私が教えているというのも無茶苦茶な話でなんだかおかしい。
そして、終った後何人かで話すが、色々シンガポールの舞台状況を教えて貰った。
Esplanadeは東南アジア1の劇場だという事で、あそこでやれるのはステータスだ、と言われる。成程確かに劇場は素晴らしい。そりゃそうだと思いながら聴いていた。
来週は学生は皆テストシーズンらしく、宿題やらなにやら追われている様で、で、どんなテストが有るの?と聴くと台本を渡されているのを演じたりする様で、そこでイントネーションだとか諸々をチェックされるらしい。駄目だ、私なんか落第だろう。
通訳のNさんもその時一緒に居たのだが、彼女がちょっとやってみて欲しいというと、pavanという男の子(私より年上だが)がやってくれた。
こういう所躊躇なくやってくれるのが外国人気持良いなあとか思う。
日本人だと照れが先に来てまずやってくれない事が多い。
ただ何処が変だとか一瞬聴いても英語だとすぐに判らなかったりもするが、pavanは何だか充分にこれ上手いんじゃないの?と思う。立派だよ。
途中に石川伊藤等も合流したり、色々とすっかり話し込んでしまい、彼らと話し終えるとすぐに集合時間になった。
出演者とスタッフの荷物を積み空港迄送る。
彼らが笑顔で帰ってくれて良かった。
始めての海外でトラヴルも多かったが、本当にお世話になりました。感謝。
その後、仲島さんとクラレンスと一緒に照明デザイナーでありダンサーでもあるアンディの所へ。今日から此処に住む事になるのだ。
古い家らしいが凄く良い場所で、何だか別荘の様だ。
こちらで売れっ子の舞台女優でラジオDJもやっているリーも一緒に住んでいる。
あと犬のジャオクーも一緒だ。
話しているとリーは、大阪のダンスカンパニーと一緒に作品に出た事がある。
何処かと聴くと、contactGONZOだって。驚いた。
しかもRomeo.初日に彼らは観に来ているらしい。
彼らは昨日もEsplanade近くのストリートでパフォーマンスをしたらしく、アンディは彼らがシンガポールの劇場でやる照明をやるらしい。
国内での繋がりとかは兎も角、まさかこんな形で日本のカンパニーとの接点が出来るとは思わなかった。
諸々知合も増え、楽しくなりそうだ。
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