- July 28, 2011
数日前に山から下山した。
雨が降ったり止んだりで、目的は持越しになったので、数日空いて今度はまた別の山へ。
なんだろう、この山を渡り歩く団体は。
戻って来て明日29日(金)昼15時は、東京/駒場アゴラ劇場にて上演中の、
棚瀬美幸×出口弥生×樋口ミユのユニット001「WWW(ワンダフルスリー)」のトークゲストに出演します。お時間有る方、どうぞ。
アゴタ・クリストフ氏が亡くなったそうだ。
随分前に[怪物]をやらせて頂いたのだけれど、(その件で翻訳者の堀さんにもお会いした)
その時も地方に引込んでいたので中々連絡がつかなかったのだが、思い入れが有るだけに何だか少し寂しい。
[悪童日記]3部作を読んだ時に極端に面白く、一部のテキストはWSをやる時に使わせて貰ったりしていたし、影響を受けたのだけど。
何か上演出来る様な物は無いかと探していた時に、アゴタ・クリストフ氏の戯曲である[怪物]を読んだ。
普段、巨匠の作家が亡くなった時に話題に上がっていたり驚いていたりするのを周囲で聴くが、
驚いている人達の中の大抵は、今迄忘れていた人が殆どだろうし、
驚くのは一時で、大抵の人はすぐに記憶から流れていってしまう。
ついさっき迄忘れていたのに。
それは事実だし、否定も出来ないのだけれど。
自宅には、見える場所に彼女の本が置いてあったりもするのだが、
今回は、何だか衝撃という訳でも無く、受け止める事実として其処に有る様な気がする。
(連絡がつかなかった時には既にもう引退している様なものだったのだろうと考えていたからかもしれない)
[悪童日記]はずっと舞台化したいとは思っていた。
実は凄い前に舞台化されているらしいけど、未だにまだ考えても居る。
もう新作が読めないかと思うと残念だが、それでも作品は残って行くのだ。
多作ではないので、少しずつ他の作品も読んで行こう。
ゆっくり休まれて下さい。
東京のクリエイションWSも、思っているより多くの人数が応募してくれた。
新しい人との出会いは楽しみだ。
8/2,3,4の単発のWSはまだ若干名空きがある様です。
3,4日はまだ比較的余裕が有るみたいなので、希望される方はどうぞ御応募下さい。
どうやってテキストを手放して、且つテキストの必要性を手に入れるか、そんな事を考えている。
文章は尊い。