- December 24, 2010
20日
3○○のシーン手直し。
色々足りない部分を触らせて貰う。
振付というのはもどかしいもので、演出でもないので何処迄言って良いかその匙加減が難しい。
といっても比較的色々言わせて貰っているけれど。
もっと俳優さんの良さを活かして、作品に沿った動きにしなくてはならない。
先日振付師と振付家の違いというのをこの前人と話していたのだけれど、
その人にとって振付師はオーダーに対して柔軟に振付を変えられる人(つまりヴァリエーションを持っているという事)、
それに対して振付家は自分の意志を持っていて、明確にそのテーマに沿った振付をする事、と言っていた。
まぁ、これは色々な意見が有るだろうけれど。
そして私は多分後者だ。
たまに自分のヴァリエーションの無さに嫌になるけれど。
21日
この日はarイベントのリハーサルの後、TPAM in YOKOHAMAの記者会見と、シアターコクーンにケラさんの[黴菌]を観に行く。
ケラさんがTwitterに私が来た事を書いていたらしいけれど、きちんと朝9時からリハーサルをして来ました。
横浜での記者会見で、情報も解禁されましたが、
冨士山アネット新作公演[3つのビル]は、
2/16(水)ー20(日) (17休演日)、横浜美術館レクチャーホール 特設舞台で上演されます。
舞台上に客席が設けられるので、客席数は殆ど有りません。
眼前で出演者が回ったり飛んだりしてくれる筈です。
年明早々から予約が出来る様進めています。
限定席数のスペシャルステージ、お楽しみに。
夜は[黴菌]。
もう終盤だから客席も一杯だ。
去年出た[東京月光魔曲](DVD発売しました)に引続き昭和三部作の第二部という事だったけれど、
吃驚する位全然関係が無いストーリーで良かった。
そして面白かった。
本当に事有る毎にお洒落だなあと思う演出や仕掛。
そして仲村トオルさんが抜群に面白くて、まさかこんな使い方をするなんて、とケラさんに舌を巻いた。
終演後に楽屋挨拶に伺って楽屋で呑んでいる面々に混ぜて貰ったのだけれど、
楽屋は古田さん小松さん高橋恵子さんら野田地図で共演させて貰った方と、
ケラさんを始め大倉さんイヌコさん山崎さんらのケラさんチームが共存していて、
親近感からもうこれ何の舞台なんだろうとごっちゃになってしまう。
22日
arイベント。
ar以外にもハイスイノナサのLiveなんかもあり、タップにDJ、イラストにPV上映にと楽しい時間だった。
アネットのパフォーマンスは、10分位で短かったのだけれど、
最初私が出て来た時に声を客席から誰かに掛けられた。
あれ誰だろう。
まさかそんな事が有るとは思ってなかったのでちょっと動揺したけれど、
おお、これがライヴハウスって奴ですか、と対応に務めた。
といってもレスポンスを返せる様な作品ではないのだけれど。
作品は、2月の習作的な部分も有ったのだけれど、色々考えなければならない事も多いなと人前に出して気付く所も有る。
もっと詰めていきたい。
arのライヴを観るのは久々で、実は知合になってからは始めて観たのだけれど、良かった。
アネットの出演者も沢山来てくれて、有難かった。
こうして色々な繋がりも含め関わってくれた人が集まってくれるのを見て、今年の活動は良かったんだなと思う。
ハイスイノナサの方とも少し仲良くなれた。
彼等のwebが、
鍵盤の様になってそれぞれバラバラにクリックすると音が出て重ねていけるという細かい作りでちょっと良い。
嗚呼、CD買忘れたな。まぁまた機会あるだろう、きっと。
兎に角、今回は企画してくれたarにも感謝。
これで今年の舞台出演は終った。
お疲れ様。
23日
と、思う物の勿論まだ仕事は残っている。
振付だ。
今日は小屋入前日という事で通しを行う。
色々な部分をまだ小屋入してからも詰めなくてはならない所は有るが、兎に角出演者が怪我をしない様にして貰いたいと思う。
街中もクリスマスムードが漂っている様だけれど、
かといってやれクリスマスらしく過ごそう、という気配が自分に一切無いのは、
季節感が無いと言うか、空気が読めないと言うか。
夜は現在NY在住の制作と打合。
Skypeがアジア地区で案外調子が悪かったりというニュースが流れていて、確かに一時繋がらなかったけど復旧した様だ。
やあ、まぁ会って話すのが一番捗るが仕方有るまい。
話せただけで打合は現に進展したから良し。
さぁ、年末進行、進めよう。