- March 18, 2010
観劇続きだが、月曜日はスティーヴン・バーコフの[変身]を観る。
終演後に出演していた久世さんとも話したけれど、もっと小さい所で観るべき物ではないかと思った。例えばトラムとか。
大分後ろの方で観ていただけにどうしたって緊張感は薄れる。
森山未來君の繊細な動きを楽しむのにはもうちょっとギュッとした空間の方が合っている。
勿論会場とかは此処でやらねばならなかったり色々な制約もあるだろうけど。
でもそう思わせるのも彼の動きが良かったからだ。
細かいニュアンスが白いホリゾントで逃場の無い空間だから余計伝わる。
股関節を開きっ放しの状況は観ていて、股関節の弱い自分がもしもやると考えてみたらゾッとしたけれど。
山下が衣裳デザインをやっていると言っていたが、そういえばこうして客席で山下の仕事を観るってのも何だか新鮮だ。
モノトーンの衣裳だし遠くて細かいディティールは正直見えなかったが。
終演後に楽屋で森山未來君を紹介され話をしたけれど、冨士山アネットの名前を認識してたらしく、
あっと言ってガサガサとバッグを探ると[家族の証明∴]のチラシが出て来たのには驚いた。
舞台上の彼は職人の様に動きも芝居も丁寧な仕事をしているなぁという印象。
久世さんとか、急遽の代役の丸尾丸一郎さんも知合だったりと、なんだか妙に知合が多かった。
それにしてもルテアトル銀座は久し振りだ。フィリップ・ジャンティぶりか?
どうにもセレヴリティな空間での観劇が続く。
そういえば週末はロトザザの公演に行く予定。
前回行けなくて内容を長井氏に聴いて歯痒い思いをしたので今回はマストで。
しかも声の出演に山縣太一とあった。吃驚。
定員が余りにも少ないのですぐ締切になるだろうけど無料なので皆様もどうぞ。