- January 4, 2010
主にこんな状況だったそう。
兎に角色々有るが、冠がつく公演(◯◯招聘、◯◯提携)等が増えてきている気がする。
というのも結局現状はやはり通常の手打ちの公演では巧く行かないという事なので、
此処は或る意味日本で公演を打つ事の難しさだったりするのかもしれないけれど、
海外程の助成の手厚さも無いのが現実だろう。
助成や提携とかで公演をする時には、いつもそんな事を考えてしまう。
1−2月 NODA・MAP[パイパー]at シアターコクーン 出演
2008年の末にアネットの[不憫]を終え、打上後3時間してパイパーの劇場入。
大晦日迄リハーサルをして、
年が明け1/2からNODA・MAP[パイパー]の劇場入り。
実は此処で奈落に落ちて早速脚を引きずっていました。
何とか漕着け1/5より[パイパー]初日が開け、怒濤の丸2ヶ月64ステージ。
隙間を観ながら冨士山アネット[Romeo.]のオーディションを行う。
2月末迄。
以後休演日にはアネットのリハーサルをしながら、隙間に群々も。
3月 群々[あたらしい世界]at アサヒアートスクエア 演出参加
(アサヒ・アートスクエア・レジデンスプロジェクトvol.1)
3月になるとすぐに群々[あたらしい世界]の本番。
出演はしないものの後半色々顔を出して演出部分での話合を重ねる。
出演しないで演出に関わっていると、色々課題も見えて来る。
4月 冨士山アネット[Romeo.]at Esplanade Theatre Studio(Singapore) 作・演出・振付・出演
(Esplanade招聘公演)
4月になると冨士山アネット[Romeo.]の公開リハーサルの直後、シンガポールツアー。
色々な勝手の違いに右往左往しつつも、無事に終わる。
今年はこれが一番大きな動きだったのでは無いだろうか。
現地の人を対象にワークショップを行い、屋台で食事をし、終演後も1週間程残って学生にワークショップ等をする。
色々勉強になった。
5月
1.世田谷パブリックシアター主催[日本語を読む その2]at シアタートラム 演出
シンガポールから帰ってきてすぐに[日本語を読むその2]でドラマリーディングの演出を行う。
3、4時間×3コマという短いリハーサルの中で明確な意図と指示、制限の元で演出をこなさなくてはならなかったのだ。
稽古場で試行錯誤をする事が多い中、
これは兎に角時間が無い中でのものなので(まぁ通常のリーディングだったらまだそれで良いかもしれないけれど)、
大変と言えば大変だったのだけれど、楽しかった。
2.冨士山アネット[Romeo.]at 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 作・演出・振付・出演
(川崎市アートセンター クリエイション・サポート事業)
終ったらすぐに[Romeo.]国内公演を川崎市アートセンターにて。
新しいシーンが追加されたりと少し変化。
初日は新型インフルエンザが川崎で発症したという報道のまっただ中。
公共ホールなので公演が中止になりやしないかと焦るも、何とか本番を迎える。
7月 群々[6:0/作品集]at d-倉庫 各々で作・演出・振付・出演
(ダンスがみたい!11 参加公演)
終れば6月はリハーサルを行い、
7月上旬にはダンスがみたい!11にて群々による個々の作品集をd-倉庫にて行う。
私は、長谷川作品[証明∴]作・演出・振付とミウミウ&長谷川作品[シィル]作・演出・振付・出演、関かおり作品[にぇーにぇ]に出演。
これは4月の集団創作と違い、各々が作品を作るというものだったけれど、改めて群々は難しい事をやっているなあと考えさせられる。
関かおり作品では舞踏に近い事をほぼ裸でやる事になり、1ヶ月で5kg落とす無理矢理ダイエット。
またこの時の長谷川作品[証明∴]がアジア舞台芸術祭やEKKKYO-!でやる短編の元となり、来年3月の冨士山アネット[家族の証明∴]のベースとなる。
コンセプト以外、内容は随分と変わってしまったけれど。
純粋にダンス作品ぽい作りは中々無かったので新鮮だった。
8月 FUKAIPRODUCE羽衣 [果物夜曲]at 東京芸術劇場 アトリウム前広場 出演
(野田秀樹芸術監督就任記念プログラム 日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式[But-a-I])
8月は今1曲振付で携わっているFUKAIPRODUCE羽衣の野外イベントに出演。池袋芸術劇場前にあった檜舞台の前で。
「特にメリットはないけど素敵な夏を過ごせると思います」という最高の口説き文句にほだされての出演。
実際楽しかったと思う。何だか純粋な気持になった。
で、純粋になった気持も束の間、後半にはずっと依頼を受けていて進めていた大きな仕事が余りに理不尽に1つ無くなって失意と怒りまみれ。
4ヶ月分空けていた予定をどうしてくれようと途方に暮れたりもする。
11月 冨士山アネット[証明∴ −asian ver.]at 池袋芸術劇場 中ホール 作・演出・振付
(アジア舞台芸術祭 招聘)
9月は[EKKKYO-!]団体をもう少し増やさねばと兎に角躍起になって舞台を観る。
10月にはアジア舞台芸術祭の作品づくりにリハーサル。
一度プロトタイプは作っているし、もう少し簡単に出来るかと思ったら、一から作り直し。台本も起こす。
15分と言えど長い事時間を使った。
何故なら11月から東京月光魔曲のリハーサルの為稽古がかなり出来なくなるから。とはいえ隙間を観てやったのだけど。
で、こういった場所でやれて、今後の課題が見えてきたのは大きい。
12月 Bunkamura20周年記念企画[東京月光魔曲]at シアターコクーン 出演
コクーンに始まり、コクーンに終るとは何だか伝統行事の様な感じだ。
まさか年越迄此処で迎えるとは思わなかった。
相変わらず奈落に落ちやしないかとたまに不安になるが、現在も公演中。
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