- September 19, 2009
17日。
寺山修司作[中国の不思議な役人]を観に行く。
久々のPARCO。
PARCO劇場による、新スタンダードシリーズとの事だったが、
今寺山演劇をやるという事はどういう事なのだろうと色々考えながら観る。
書籍が沢山売られていたが、そういえばこの日は私が寄稿したKAWADE夢ムック[寺山修司の時代 なぜいつも新しいのか]の発売日。
流石にこの日から劇場ロビーで早速売っていますという訳には行かなかった様だが。
本作品の演出家でもある白井さんも寄稿しています。
良ければ手に取ってみて下さい。
帰りに渋谷を歩くとゴブゴブと音が聴こえて来て、おや何かと思えば、H&Mのオープニング・パーティでした。
通りにはレッド・カーペットが敷かれ、人だかりの中、中では大勢の人が縦ノリで揺れていた。
んー、こういうクラヴでもない場所のオープニングイベントで、これだけ縦ノリで揺れる人種ってどんな方達なのだろう、という事に興味は湧いた。
しかし凄く巨大な資本だ。
MJの2週間限定でやるドキュメンタリー映画がとても観たい。
トレイラーを観ただけで、凄くワクワクした。
PARCOには、オフィシャル・ショップ迄出現していた。
外には大きく寺山修司やMJのポップが立っている。
故人が席巻する渋谷。何だか酷く不思議な気分だ。
スターは故人となっても尚、消費されていくのだ。
私はどうだろう。
仮に年に2本、コンスタントに作品を発表したとして、50年活動したとしても、計100本。
まぁそもそも50年も活動するか判らないけれど。
その中から代表作を何本出せるのか。
そんな最近考えている事を思い起こされた。
次にやる作品は1/100の作品。そう考えると、時間は残されていない。
故人が消費された先にあるのは、追悼か、忘却か。
渋谷の片隅で、故人達がジッと動向を見詰めている。
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